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2006年05月01日

天皇賞(春)でディープインパクトの残した衝撃

天皇賞(春)、ディープインパクト優勝!
この結果は多くの方が予想してた通りだったわけですが、その勝ち方の衝撃度というのは想像をはるかに超えていたと感じた方もまた多かったのではないでしょうか。

出遅れ3角まくり直線独走レコード
やりたい放題の独り舞台でしたね(笑)。

最初の出遅れ、どよめきこそ起こりましたが、これはかえって「引っ掛からずに良いんじゃないか」と思える範囲。このまま道中は後方を追走し、4角手前からの大外一気でどこまで魅せるかといった見方でした。

ところが向こう正面でポジションを上げた勢いそのままに、4コーナーに入る段階で完全に先頭に立つ大捲り。先頭集団にいた馬たちは完全に出し抜けを食った感じを受けました。前にいたローゼンクロイツやシルクファイマス、後ろのマッキーマックスなんかは特に慌てて動いたように見えましたね。トウカイトリックら先行集団を形成していた連中は、こうなるともはや後方集団に飲まれるだけの惨敗が確定します。

直線に立つともう独走状態。
ここで後方集団から抜けてきたリンカーンが差を詰めにかかります。
リンカーン横山典弘好騎乗は一際光っていたと思います。道中好位に位置しディープが進出した際もすぐには動かず、一旦外に進路をとって間を置いての仕掛け。”普通”なら十分に差を詰めれる、あわよくば差し切れる絶好の仕掛け所だったように思いました。ただし相手が”普通”なら。しかし相手は全くの「規格外」だったわけです。

3コーナーからの大捲りで刻んだラスト5Fのラップは・・・
[12.7 - 11.3 - 11.0 - 11.2 - 11.3(10F=57.5)]
ラストの4Fからは完全に独りで刻んだもので「44.7」、ラストの3Fに至っては「33.5」ですよ!これはもう短距離馬の世界のもので、中長距離のカテゴリーで先頭に立って刻むにはあり得ないラップタイム。
3200mを走ってきて、3コーナーから捲って、4コーナー手前で完全に先頭に立ち、しかも上がりは最速って・・・もはや形容する言葉もありませんね(笑)

参考までに、ミスター”独り旅サイレンスズカのベストパフォーマンスである98年毎日王冠(1800m)のラップタイムはこうです。
スタート後の4F[12.7-11.0-10.9-11.4(46.0)]
ゴール前の3F[11.6-11.4-12.1(35.1)]
テンで飛び出して加速、終いまで全く衰えずそのまま。エルコンドルパサーグラスワンダーも影すら踏めませんでした。まさに史上最高中距離馬に相応しいパフォーマンス。
ですがディープのパフォーマンスは(中距離という枠に無理やりそのままあてはめても)、サイレンススズカのそれをも軽く凌駕しています。

優勝タイムも一段と衝撃的。「3:13.4」って・・・
もはや異次元レコードですよ、レース後電光板のレコードの文字を見て普通に「3:14.3」に見えましたもん(笑)。それでも驚いたのに。
前レコードはマヤノトップガンが97年天皇賞(春)で樹立したもので、サクラローレルとマーベラスサンデーとの壮絶な激闘を制しての「3:14.4」。これは当時でもかなり衝撃度が高かったんです。というのも、これ以前のレコードは93年ライスシャワーの出した「3:17.1」で、これを一気に3秒近く短縮したわけです。そして近年は時計の早い決着はあるものの99年スペシャルウィークの「3:15.3」が最速で、3分15秒を切る馬すらいなかったんです。それを鼻歌まじりに1秒短縮なんですから。
今まで10数年、競馬ファンとして積み上げてきた幾多の常識の枠がまとめて覆された気分です。

さて、今後のディープの進路は大きく二つが予想されます。
(1)7月に行われるイギリスの大レース、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスへ直行。
(2)10月に行われるフランス凱旋門賞へ出走。おそらく宝塚記念を使った後。
(3)登録のみと伝えられている6月イギリスプリンスオブウェールズステークス

(1)ならば、ハーツクライとの夢の再戦となることに。ただディープ陣営は見送る公算が高そうですね。60.5kgにもなる斤量も小柄なディープには歓迎できる材料ではないですし、アップダウンのあるトリッキーなコース(昨年改修されていますが)。でもなにより、ここはハーツに譲っとけ!と言いたいわけです(笑)
(2)が最も現実的ではないでしょうか。斤量は59.5kgと決して軽くはないですが、コースは緩やかな上り下りはあるものの直線はほぼ平坦ですからレースはしやすいはずです。
ただ問題は宝塚記念。使うのは結構だけれどももう立ち向かえる馬はいませんよと(笑)。ディープが出なければおそらくリンカーンが胸を張って1番人気で出走できるはず、ここはリンカーンに譲っとけと(笑)
(3)への参戦はまずないでしょう。ただここに限らず欧州で、それこそエルコンドルパサーみたいにフランスフォア賞なんかで、1回使ってから凱旋門賞に向かうというプランで臨んでもらえればより安心できますし、楽しみも増えますね。

そして各々がそれぞれにG1を優勝し、順調に秋を迎え、ジャパンカップや有馬記念で昨年以上の激闘を繰り広げてくれたら・・・ボクはもう泣いちゃうでしょう。
日本で競馬ファンやってて良かった!みたいな(笑)
この記事へのコメント
いやマジで恐ろしい強さだね。
携帯からなんでコメント短めで。
ちなみになんとまだ仕事中(T_T)
Posted by こが at 2006年05月03日 04:38
コメント欄の投稿時間を見て、思わず12時間ほど逆なんじゃないかと錯覚しました。
これは殺人的ですね・・・競馬場でも行ってさっぱりするしかないですね(笑
Posted by まる松 at 2006年05月07日 19:39
競馬初心者です。
昨日の天皇賞春のキタサンブラック、ネットで春天ディープインパクトと比べるようなカキコミを多数見かけ、春天ディープインパクトとは?と検索したらこちらのブログにたどり着きました。

とてもわかりやすかったです。
ありがたや〜

もう何年もブログを更新されてないようで・・・

残念です。
Posted by 初めまして at 2016年05月02日 06:27
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